あまり器用でないというのを実感する日々。
彷徨いながら折に触れて小さく「よしっ!」と決断を重ねてきたように思う。
なんだかなぁという判断もあったかもしれないが、自分なりにはそのときそのときがいっしょうけんめいであったことには違いない。
節目ってどこにでもあるんだよね。
木の節目だったら、そこから枝が生えてくるってところ・・・
いろいろなことを書きたくなるけど、ここにはあまり書かない。
袋が破けてしまいそうだから、だ。
大好きな友だちが小さな赤ちゃんを生んだ。
それを聞いてとても、とってもうれしい。
わたしにはとてもとても神聖で遠いものに思えるけれど、
こんなにいろんなことで窮屈になっていく世の中であっても
「新しい人」が世に生まれ出てくることに感動する。
一昨年の伊藤比呂美さんのとあるイベントの終った後の会のこと。
ある男性が、わたしが誰かに話していたことを受けて、割って会話に入ってきた。
自分の奥さんは病気で薬を大量に服用しているから子どもが持てないのだと言った。
だから、わたしに「書き続けてくださいね。僕たちのためにも」と言ってくれた。
子どもが持てない辛さって、持っている辛さより理解されにくい。
「わたしは子どもが欲しかったのに、持てなかっただけなのよ」などと言って回ったりしないからだ。
子どもを持っている人の大変さを理解できないのだろうと、他人は簡単に言う。
「持たない」のと「持てない」のは違うわけだから、それを理解しろ、というには無理があるのだと思う。そこは、諦めるしかないのだろうな、と、わたしは思う。
理解されなくても、それはとても苦しいことだって、わたしは知っている。
※「持つ」という表現はしっくりこないが、ここではそのように敢えて書かせていただいた。
誤解を招くかもしれないが、わかりやすさを優先した。
そんなわけで、わたしはその男性の「奥さん想いの言葉」に勇気づけられた。
神様と約束しなかった自分の魂と躯を呪いそうだったところに、
やっと、やっと、心と躯が開放された風穴が空いたようだった・・・
ありがとう、と同時に、踏ん張らねばならないときがくるのだろうと思った。
それまでも、それからも、
言葉をつづっていくなかで思うことがあった。
いつも「命の息吹」を感じられる、または、そんな存在が見え隠れするといいな・・・
と、思っていた。
人が死ぬ。
人が生まれる。
父や母に感謝する。
昨日はアムステルダムにいる弟みたいなかわいい友人のお誕生日だった。
今日は以前コンピュレーションアルバムでお世話になったDJのお誕生日だ。
ふたりに、いつ会えるかわからない。
遠くであっても、
近くであっても、
いつも、いつでも会えるかどうかなんてわからない。
きのうはいろんなイベントがあったにもかかわらず、
出て行かねばならない部屋から引越しすることや
今日のライブのことで向かえなかった。
しかたなく通り過ぎてしまうことや、
自分の選択しなければならないこと。
心のなかでの決断。
対外的なリスク。
人と人が出会う。
人と人が別れる。
程よい温度になる頃にやっと受け入れられる。
彷徨いながらもみんなが生きているんだということを、
そんなことを・・・今朝の春の暖かさにただ「感じて」いた。
今日はライブ。
わたしの声は近くに届くかどうかわからない。
近くなくても、遠くなくても、
今夜、
あの場所で、
こんな息遣いで、
「挑戦」していくしかないのだろう、と、思う。
このあとの予定は故郷足利にて、3月30日(土)です。
東京では4月に1回で夜中のイベントです。
少しだけおやすみしながら、今はじめたばかりの新しいことや引越しや、
今までのことを整理したり、ときには新しい作品を書いたり、
(まぁ、仕事が立て込んでくる時期ではありますが・・・)
行けなかったイベントやオープンマイクに行ったりしたいと思います。
会える場所で、
また会いましょう。
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今夜、渋谷で読むという告知です。
駅が様変わりしているようで、迷ってしまいそう・・・
「SLIDER SLIDER
vol.1」
2013年3月18日(月)
@渋谷 ラストワルツ
開場18:30 開演19:00
全席自由 ご予約 ¥2,000 当日¥2,500(税込み
ドリンク別)
【出演】
後藤理絵
analog set
スズキリウイチ南場朝海
半バナナ(ミックスナッツハウス)
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