ここは居心地の良い場所かどうかは良くわからなくなっているけど
小さくとも少しずつ前に進む「運針」の手だけは止めないでおこう
ある朝の夢で、ずっと針仕事をしていたことを思い出す
何もなくなった家の真ん中で、大きな白い布にたくさんの縫い目をたどって
なにやら大きなものをいつか作るつもりでいたらしい
わたしのできることなんて大きなことはできないと
はじめからわかってはいても
手を休めることができないでいる
それをさせているのはわたしかもしれないしその周りの陽の光だったようにも思う
きっと、いつかはたどり着くだろう「完成品」を目指して
しかし、中途で果ててしまうかもしれない時がやってきても
ただ指先を見つめ、爪の堅さを利用してすすませていく針の先を運んでいる
遠く、黒猫の鳴き声がする
明らかに、わたしの愛するあの猫の
甲高い透明な伸びていく声
この星は、碧くて、まだ美しいはずだ
【すなねこ企画vol.5】
ウヱブスタアズスタア
2014年2月11日(祝・火)
OPEN・18:00/START・18:3
渋谷リエゾンカフェ
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出演
井手健介
柳本小百合
てあしくちびる
後藤理絵
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