mardi, juillet 16, 2013

ちょっと怖いけど笑えること

パリのコンコルド広場で、
大好きな人と観覧車に乗ったことがある。

古くて回転の速い、小さい観覧車・・・
速すぎて、怖くって、
ゲラゲラ笑って、お腹が痛かった。

ワクワクとちょっと怖かったことが交じって笑ってしまった。
好きな人と一緒だったから余計にとまらなかった。
無防備に笑っていた顔を今でも思い出せる。

横隔膜を震わせたのかもしれない。
何が?
恐怖が?
ワクワクが?

いま、は、どうかな。
怖いかな?

じつは、自分のなかで何が起こっているのかわからないけど
ワクワクしている・・・

心の底ではちょっと怖いのとワクワクする気持ちが
あやとりをしているみたいだ。

メモをする。
やりたいこと、
やらねばならないこと、
必要なこと、不要なもの、
整理する・・・

マッキントッシュのデータも動画を取り込みすぎて
外付けハードディスクに移動することが上手くできていない。

整理が下手なのだが、
整理し始めるととまらなくなって
じっくり取り組んでしまう・・・

今まで時間がないことを言い訳にしていたけれど、
ほんとうは面倒で溜まってしまったデスクトップ。

あの観覧車の夏の夜。
わたしたちの周りの風景はぐるぐると
エッフェル塔だとか広場の空気をかき混ぜて
世界のどこにいるのかを忘れた。

今居る場所だけを感じていることが出来た。

あの、風を味方にできる瞬間を、
いつまでも憶えていて、
そして、ワクワクと一緒に笑っていたい。



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★ライブ情報


lundi, juillet 01, 2013

回帰(ゼロ)から未来へ

夏。

自分が自分に還る時期。

数を数える。

一つ、また一つ。


流れていくのは何だろう。
しかしそれは一つとして同じ細波も渦もなく、
どれもが目を凝らしながらけれど広い視野で、
見ていなければ、本質が見えてこない。


わたしはうっかりしている。
夏にいつも追いつかない。

追いつかないふりをする。
夏がすきだから。

熱い。
胸やら躯やら、一体どこが熱いのかわからないけど、
熱い。

そんなとき、
数を数える。

笑顔を思い出す。
あの声が好きだ。
本当は一番聴きたい音楽だ。

流れていく。
夏と雨の滴が川になって流れていく。

あの音楽を聴きたい。
笑顔がみたい。

祈りが似合うのも、
夏だった。

平和の影で何千、何万もの命が丸焦げになった。
あの日が近づく。

生まれかわる。
そして海に流れつくまで、たくさんの雨つぶが川に飲み込まれて、
海にたどり着くのだ。

わたしは、
わたしは、

祈ろう。
じっと、祈ろう。

祈ると、叶うだろう。
マイナーな音は鳴らさない。
笑顔に似合う音楽が聴こえるだろう。