samedi, juin 30, 2012

精進料理はおいしいかどうか

楽しい、嬉しい、優しい、柔らかい…

そんな日ばかりだといいのだけど、
ほろ苦い、とても苦い日もずいぶんあって…

そうして、いろいろなことがあっという間に過ぎて往きました。

自分がこの世に生まれた季節を感じ、母に感謝する日がやってくる。

だからこそ、地に足が付いているのかどうか、確かめながら、一歩一歩、進みたい。

ライトノベルに挑戦できる瀬戸内寂聴が友人であったならなあと、本気で思う。

新しい場所に、自分の身を投じることができる…

いつでも、なんどでも、生まれ変われる…それを、誕生日を目前に思ってみたり…

斯くしてわたしの新しい挑戦が始まります。

また、マイクの無い世界へ。

これから旅するわたしの声よ、伸びていけますように。


vendredi, juin 29, 2012

非暴力について  「The Lady」を観て



リュック・ベッソン監督作品「The Lady」公式サイト

幼いとき父に連れられて「ガンジー」という映画を観てから、もうどのくらいの月日が経ったのだろう。幼い頃に引っ込み思案だったわたしにはこの「暴力」「権力」というものがどんなに恐ろしいものであるのか、よくわからなかった。

時は変わって数年前、インドのバンガロールのメイン通りに「ガンジーストリート」があって、大きめのカフェに入ると、大きなガンジーの写真が額縁に飾られていて、その違和感のなさに、わたしはおどろいた。

「わたし」という殻のなかで、わたしは暴力と権力を激しく嫌っていた。
と同時に、わたしのなかにある気高さ(プライド)も、ある意味それに似た者ではないかと自分を問うたりした。

この幼い頃とインドに旅した間に、わたしは「般若心経」を覚えなければならない境遇に置かれ、それを読んだ。今でも刷り込まれているのは、疑問とともに、無になることが、どこかで暴力を排除できるものなのではないかと思っていたからだと思う。

暴力を憎む。
わたしはこの暴力について、今までの人生でとりわけ良く考える境遇にあった気がする。
それが、あっという間に過ぎていったようで、しかし昨日のことのようで、わたしの傷は新しくも古くもない。
そうやって、ずっと暴力を憎み続ける。

国家、という大きなものを背負う運命を、彼女はいつもどのように捉えているのだろう。
自分、という肉体を持った魂のことを、彼女はどう扱っているのだろう。

優しい夫、優しい息子たち、優しい家政婦たち、優しい思想家たち、彼女の周りに優しい人たちが取り囲み、心を守ってくれたからこそ、暴力と戦い抜き、孤独と向き合うことができたのではないかと考える。
身近で、優しいまなざしをおくる人が居て、その人たちに自分自身も素直に優しいまなざしで応えることができる。このことが、すべて「暴力を許さない」 という一点に向かっているような気がしてならない。

わたしはアウンサンスーチーとは全く別の人生だけれど、
わたしはわたしの大きさで、
自分自身が、そこに、身を置けるよう、これからも、わたしは闘う。
そこに自由があると信じて。

mercredi, juin 20, 2012

Dis-le! Dis-le! vol.3 ありがとうございました!

6月9日(土)雨・・・
この大切な休日、雨の中起こしいただきました皆さんには、
感謝の気持ちでいっぱいです・・・
ほんとうに、ありがとうございました!!
(晴井彗星さま、ジュテーム北村さま、あしゅりんさま、土屋千華さま、村田活彦さま、
五十嵐五十音さま、rabbitfighterさま、木村佳代さま、木村勇太さま、猫道さま、たかしおさま・・・
それと前回同様、キャッシャーを快諾してくださったクミちゃん、ありがとうございました!みなさまへの感謝の気持ちを忘れません!)

たったの3回。されど3回。
企画当初からこの3回目までで一番の成長を遂げたというのは、
この、わたし自身だったように思います(笑)。

おかしな話ですが、第1回目は、ウラさんが企画をし、
山田杏奈さんという美しい声のボーカリストを連れてこられてまして大反響。
第2回目は「こんどはわたしが!」と思っていた人と、
ウラさんからも(SSWS対戦相手で)「実はおれもいるんだよね」と
いうのが同じ田中光くんとマサヤくんだったという。。。

5月にはクラブでのウラさん主催企画もあり、わたしがディルディルを盛り上げたいと
思っており、そこで、わたしなりにオーガナイザーとして、
「誰がいいか、誰ならリエゾンという箱に合うのか」
ということを考えていて、ウラさんに初めて「この人がいい!」と圧してしまったのでした。
しかしウラさんはとても柔軟なひとなので、それぞれ見て「いいね!」と言ってくれた。
ありがたかった。そんなウラさんに、ひとまずお礼を言わせてください。
ウラさん、ありがとう!!

そしてそして3回目ゲストのエスニカ、てあしくちびるには、もう、何もいうことはありません。
完璧でした!声の個性をフルにリエゾンというスペースを活かしつつ出してくれて、
やわらかさ、ここちよさのエスニカ、新鮮さ、あたたかさのてあしくちびる。
わたしは彼らに出会えたことを、とてもとても嬉しく、温かいものが込み上げてくるのを
身体の中に感じました。
その2組は、かっこ良さと、かわいらしさと、ロック(魂)の在り処を示し、
希望と光を空気に漂わせて、爽やかに去って行きました。
持ちつ持たれつの正しい在り方を見せつけられた気がしました。
ありがとう、ジャロ、ヨーヘイ、てあし河内、くちびるつっちー!!!!
みんなにLOVE&PEACE!です!!

これまでのディルディルは全てリエゾンでやってきました。
その場所の持つ「空気」は、イベントの大半を左右するものと言えます。
場所はとても大事。映画で言ったらロケーションです。
ロケハンが成功しなければ、映画は台無しであります。
だから、そこの場所を提供してくださった周宝さん、
オリジナルメニューを考案・制作してくださった鯨井さん、
わたしたちはこの二人に大変な感謝をしなければならない。
本当に、ありがとうございました!!

ディルディルはまだつづく。
心の中で、反芻する「言ってしまえ」という言葉とともに、リズムをつけて・・・

ありがとう。