lundi, juillet 01, 2013

回帰(ゼロ)から未来へ

夏。

自分が自分に還る時期。

数を数える。

一つ、また一つ。


流れていくのは何だろう。
しかしそれは一つとして同じ細波も渦もなく、
どれもが目を凝らしながらけれど広い視野で、
見ていなければ、本質が見えてこない。


わたしはうっかりしている。
夏にいつも追いつかない。

追いつかないふりをする。
夏がすきだから。

熱い。
胸やら躯やら、一体どこが熱いのかわからないけど、
熱い。

そんなとき、
数を数える。

笑顔を思い出す。
あの声が好きだ。
本当は一番聴きたい音楽だ。

流れていく。
夏と雨の滴が川になって流れていく。

あの音楽を聴きたい。
笑顔がみたい。

祈りが似合うのも、
夏だった。

平和の影で何千、何万もの命が丸焦げになった。
あの日が近づく。

生まれかわる。
そして海に流れつくまで、たくさんの雨つぶが川に飲み込まれて、
海にたどり着くのだ。

わたしは、
わたしは、

祈ろう。
じっと、祈ろう。

祈ると、叶うだろう。
マイナーな音は鳴らさない。
笑顔に似合う音楽が聴こえるだろう。




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