mardi, juillet 25, 2006

きっと、いつか晴れる。

なんだか浮かない気持ちで、仕事を片付ける。
これも、じめじめが続いているから?
週末に少し先の未来までのお別れをしたから?
なんだか、違う気がする。
仕事にもっとやりがいを感じていたいという欲望。
そして仕事は幾つか同時に進行させていて、ひとつではないという焦燥。

Ludo et Valerie からもらった(彼らの東京の思い出の沢山詰まった)まっ赤なソファーに腰をかけて、こうしてモニターに向かうと、画面の向こう側の光だけが私を診断しているかのようにまぶしい、まるで眼科の先生が光を目に向けているようにまぶたを閉じたくなる。

晴れないから、庭のハイビスカスが気になって仕方ないし、ハーブの寄せ植えが込んでいることも気になって、土が濡れていて気持ちよく触る気になれない。土の中には、とんでもない生き物が活動しているようで(実際には見えない虫がたくさんいるだろうよ)、水を含むととたんに気持ちが悪くなる。

掃除は、完璧にやりたい主義なのに、猫がこの頃苛立っているようで、今までしたこともないところで失尿。わざととしか思えない場所に。仕方なく、お別れする敷物や洋服。ロイはいつもいい子なのに、どうかしている。
この時期の洗濯物を室内で干すと、3回くらい洗わない落ちないとおもえるような異臭を放つことがある。それが、綺麗好きのロイには堪らないのだろうか。それとも、畳のい草の香りが湿気を含むと、猫の尿に似た匂いがして敵対心からなのか、それはわからない。
憎らしいこの黒い猫も、しばらくしてソファの上で丸くなってこちらを見つめると、その赤色が良く似合って、結局は怒るのも中途でその毛を撫でたりつまんだりしてしまう。
そうしているうちに、明日は雨が降らない予感がして、心地よく眠れそうな気がしてくる。
仕事への焦燥は、いつしか頭の中で組み立てられ、ひとつひとつをクリアーして行ける気もしてくる。
晴れ。誕生日の頃は、じめじめしていた記憶が無かった。私はいつも、夏の日差しの傷みを感じていたい。
キューバ、ベトナム、カンボジア・・もっともっと、暑い日差しを感じていたい。

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